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2009年07月03日

出産後の手続き

ドイツでの出産後の手続きのお話。

まず出産後、病院または助産婦さんに「出生証明」を出してもらいます。
これは別にリクエストしなくても勝手にくれるはず。

で、それを添えて市役所へ出生届を出すと、数日後には手続きが完了して晴れてドイツの住民に。
住民票(Meldebestätigung)へは、出生届を提出した時点で自動的に加えられます。
これと同じくらい重要なのが出生証明書(Geburtsurkunde)。
とにかく、この後のあらゆる手続きにこれらが必要ですので、まずはこれをやらないと先に進めません。

この手続きには数日掛かる上に、わざわざ市役所まで取りにいかなきゃなりません。
一応、目安となる期間は届出時に教えてくれますが、そこはドイツですからね。
僕は一応電話で確認したあとで、書類を取りに行きました。空振りも悲しいし。
そして、ここでは主に出生証明書と住民票を取ってくることになります。
それから各種証明書類を出して貰えますが、実際に駐在員に関係するのは、
児童手当(Kindergeld)申請用の出生証明くらいでしょうか。

そうそう、言いそびれるところでしたが、健康保険に入れてあげるのを忘れないように。
特にプライベートの保険に入っている方は忘れがちですからねぇ。

と、まあここまででドイツ側の登録完了。続いて日本側の手続きに入ります。

日本側の手続きで最初にするのは、やっぱり出生届の提出。
これにはドイツの出生証明書と子供が追加された住民票が必要です。しかもオリジナルで。
この時、忘れずに住民票と出生証明書のコピーを取っておかないと、後々非常に面倒になります。

ドイツの手続きでこれらの書類が必要な場合は、ほとんどの手続きがコピーで大丈夫です。
だから住民票は一度取得すれば、引越しや家族構成の変化がなければずっと使えるはず。
ドイツではそれが常識なので、普通なら手数料を払って2部出してもらうことなんてありません。

なのに、、、オリジナルて(笑

ま、こんなとこが日本的だな〜とか思いつつ、出生届の提出完了。
この後、数週間から数ヶ月後に日本で戸籍に載せてもらえます。
パスポートの作成には戸籍謄本が必要ですので、これを日本の誰かに送って貰う必要がありますね。
参考までに、王子は約3週間ほどで登録されてました。

しかし、、、数ヶ月ってのは何なんでしょうね。
脅し?遅れた場合の言い訳?なんだかいかにも公務員ですねぇ。。。

さて、パスポートが出来たら改めて滞在許可を申請します。
この時に出生証明書(コピー可)が必要になりますので、先にコピーを取っておくわけです。
「外国へ行く予定も帰国予定もないから、パスポートは後で良いか?」な〜んて言っていると、
まさかの「不法滞在」になってしまいますからご注意を(笑

そして、、、気になる人も多いだろうな〜っていうドイツ国籍についてですが。

結論から言うと、王子はドイツ人ではありません。
出生によってドイツ人になる為には、両親が日本人の場合8年以上の滞在が必要です。
この8年というのが何かと言うと、8年間ドイツで税金を払うと「永住権」が得られます。
これ以降に産まれた子供については、出生と同時に自動的にドイツ人。所謂二重国籍者になるのです。
僕はドイツで税金を払い始めて6年ですから、あと2年ですね。

いや、別に永住権はいらんけど(笑

あ、それからこの制度でドイツ人になった場合、出生から3ヶ月以内に日本に出生届を出さないと、
日本国籍を失ってしまいますので、ご注意くださいね。

と、まあこんなところですね。必須の手続きとしては。
それ以外に出生証明書と同時に貰える児童手当(Kindergeld)の申請も出来ます。
月々164ユーロだったかな?貰えますので、下っ端駐在員には嬉しい制度です。
ただ、これにはちょっとした裏話がありますが、それは次回の宿題ってことで。


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この頃になると、市からいろいろ郵便が届くのですが、一件だけ比較的重要なものがあります。
それは強制加入になるお母さんの年金の還付申請書。
帰国の3ヶ月前までに申請すれば、還ってきますので忘れずに保管しておきます。

ね?なかなかの大作でしょ?
ここまで読んでくれた方、本当にお疲れ様でした。ま、ほとんどの人には何の参考にもなりませんが。
次回予定のKindergeld裏話は、興味のある方だけどうぞ。

あ、、、今回、オチはありませんから!(笑
 

posted by バート at 06:53| Comment(16) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
旦那様へ

住民票か出生証明書は、追加料金を払えば(10ユーロほど)自宅に送付可能です。(役所によって違うみたいだけど)
ただ我が家は貧乏の為、ケチりました。


皆様へ

ご無沙汰しております。
王子と私は元気に生活しております。
(あっ、旦那はご存知の通り元気ですけど)
皆様のコメント、本当にありがたかったです。
(特におっぱいが足りなかった時代の夜中の授乳後に読んだ時には、泣けました)
まだ、なかなか余裕が出来るほどまでには至ってませんが、楽しんで♪生活していきたいと思います。
肝っ玉母ちゃんを目指して、ガンバリマス!

Posted by koenigin at 2009年07月03日 16:12
なかなか良くできたレポートでした。
学校の課題だったら1(優秀)がもらえるでしょう。
<出生から3ヶ月以内に日本に出生届を出さないと、日本国籍を失ってしまいます>
これのためにおねえちゃんのときは大変だったんです。この件に関してはいつかブログにアップしたいと思います。(ぐーたらなのでいつになるか分かりませんが。)

Koenigin様、ご丁寧にわざわざご挨拶をいただき恐縮です。
慣れない地での初めての子育て、いろいろ悩むことも多いと思いますが、若さを武器にがんばってください。
必要とあればだんな様という名の下僕を思う存分にお使いくださいませ。
Posted by phary at 2009年07月03日 21:26
この手続きは経験しておりませんので、ほぉぉ、と感心しながら拝読いたしました。pharyさんは、これを三回、なさったわけですよねぇ。。。

koenigin様、そうそう、執事がいるのだから、「bitte ジェームス」「dankeジェームス」でお過ごしくださいませ。
Posted by 虎ママ at 2009年07月04日 02:57
→ koenigin
え?送付可能なの?
それ会社経費でおとして、その分僕が抜け出さずに仕事した方が良かった気が・・・・・・。
ま、いいけど(笑

こんな所で夫婦の会話なんて、なんだか家庭内別居みたい。
あ、夫婦仲は特に悪くないのでご安心ください(笑
Posted by バート at 2009年07月04日 17:31
あ、6年かと思ってたんですが、8年なんですね。私の先生は、同僚のトルコ系の若ですが、彼は彼で、トルコの親戚の家に遊びに帰ったら徴兵に取られそうになった等々、いろいろあるみたいです。
Posted by Ken at 2009年07月05日 01:17
Kindergeldといえば、レーマンが激励に来ていたはずのメルケル首相にイケシャーと聞いたアレですね。残りの宿題、楽しみにしています。(東風せんせい)

すみません、私の好奇心のために「オチなし」投稿にさせてしまって・・・(汗)。アメリカと違い、ドイツは条件付出生地主義と聞いていたので、出生後の手続きはどうなるのかなあ、と常々思っていたのでした。本当にpharyさんの評価の通り「1」ですよね。
ちなみに、知人のご子息夫妻(奥様は日系外国人)は10数年前に駐在先のフランスで出産をすることになりました。多分、ご夫妻の永住権の都合もあったのでしょう、フランス風の名前が急遽必要になって、その結果、日本の名前は知人がつけることに。出生前に名前を決めておかなくてはならず、当時はメールがない時代でしたのでファックスや電話でやりとり。高くついた孫だ、と笑っていらっしゃいました。

女王様のコメントもあり、出生後の赤ちゃんのこと、ますます詳しい話になりました。ありがとうございました。季節がよくなる時期にスクスク大きくなる王子様ですから、これからのお出かけはますます楽しくなると思います。どうぞお身体お大事になさってくださいね。
Posted by 東風 at 2009年07月05日 10:40
→ pharyさん
評価1とは嬉しいですね。ありがとうございます!
たまにはこういう真面目な内容も良いですよね?キャラじゃないけど。
でも、さすがpharyさん!そういう大事な場面でもネタ作りですか?(笑

下僕は頑張っているんですけどね。四六時中叱られながら・・・・・・。
だいたい、一人称が「僕(しもべ)」ですから(涙
Posted by バート at 2009年07月06日 15:03
→ 虎ママさん
意外と駐在員にこの手続きをする人が多くてビックリです。
ちょうど跳ばされるお年頃なんでしょうかね?(笑

そうそう、執事は頑張ってるんですよ!いや、執事て。。。
ところで、、、ジェームスって誰???(笑
僕の中では執事=セバスチャンです。ハイジです。ロッテンマイヤーさんの同僚の執事。
歳がばれますね。いや、隠してないけど(笑
Posted by バート at 2009年07月07日 06:54
→ Kenさん
僕が調べたところによると、8年でした。
でも興味がないので、合っている保障はありませんよ〜!!

僕の仲の良い同僚も、やはり徴兵の関係で故郷に帰れないって言っていました。
ちょうどイランとの国境付近のトルコで、領土問題で国籍が変わった経緯があるとか。
さすがバルカンです。火薬庫は伊達じゃありませんね。
Posted by バート at 2009年07月07日 06:58
→ 東風さん
女王様への温かいコメントありがとうございます!
次回までの宿題、東風さんの好奇心を満たせるように頑張りますよ〜〜〜!

条件付出生地主義ってのは、言いえて妙ですね。
その通りです。
欧州では移民と国内の治安及び失業者の問題は、切っても切れない微妙な問題ですからね。

東風さんはこういう真面目な記事もお好みなんですねぇ。
実はこういう記事は楽なんですよ!事実だけ書けば良いし・・・・・・。
他にリクエストがあれば、多少調べてでも書きますよ!
本当は、オチを付ける方が難しくて大変なんですよ(笑
Posted by バート at 2009年07月07日 07:04
聞いた話ですけど。。
飛ばす人事、あ、駐在をだれにしよかねー、というとき、小学校就学前に日本へ戻れるような感じというのも基準、と聞きました。幼稚園は、義務教育でないから実現地幼稚園でいい、でも、小学校は義務教育なので、ということなんでしょうかね。
だから、子供が小さい、または、子供がいらっしゃらないご夫婦が「飛ばされて」、こちらで出産、となることが多いんではないでしょうかね。
Posted by 虎ママ at 2009年07月07日 19:37
→ 虎ママさん
確かにそういう基準もあるみたいですね。人材の豊富な大手では。
僕のようなこぢんまりとした会社では、残念ながらそんなにしっかりしていません(涙
なにしろ飛ばせる人が少ない上に、すぐに帰らされちゃう人もいて。
結局、特定の人が長く居る状態になっちゃってますね。
これもまた上の人の裁量ひとつなんですが。。。

本社でプロジェクトでもあれば、日本に留まれる可能性も高まりますが、残っても地獄(泣
ま、どこへ行っても大変ってわけですねぇ・・・・・・。
Posted by バート at 2009年07月08日 06:37
いや〜。大変ですなぁ。
社会科の授業を受けているようでしたよ。

面倒ですなぁ〜。
ダメですわ〜。僕はこういう事務手続きは。
一番嫌いな手続きです。

どっか手順を漏らすと、厄介なことになりそうですね。

日本では年金問題が相変わらず騒がれてますけど、バートさんは、大丈夫??
Posted by sora at 2009年07月11日 21:52
→ soraさん
お返事遅くなりました。

いや〜、ホント大変です。って言うか、面倒くさい。
しかも、相手はドイツの「お役所」ですからね。ストレスも数倍です・・・・・・(泣
国際的な問題だけに、何か漏れてて一生リカバリーできないとかシャレになりませんしね。

年金問題は少しだけありましたよ。すでに確認済みですが。
もし駐在が伸びたら、いきなりグレーゾーンに足を突っ込みます。
あ、それも少し書きましょうか?(笑
Posted by バート at 2009年07月14日 14:32
でもドイツは政府間の取り決めで年金の支払いがドイツからできるでしょう?期限付きでしたっけ?ここは全くだめです。万が一ここに一生いるようなことになったら、日本で払った年金、どぶに捨てたようなもんです。まぁどうせそんなに返ってくるわけでもありませんけどね。。。
Posted by さちと at 2009年07月15日 02:19
→ さちとさん
それは日独社会保障協定ですね。
当初5年、然るべき理由があればその後3年間延長可能です。
これが僕があと2年で帰国するだろうっていう根拠になってますね(笑
まあ、半年くらいドイツを離れるとリセットされてしまうので、再来って恐れはありますが。

ドイツは最低加入年数が5年なんですけど、日本は25年ですからねぇ。。。
お気をつけください。
Posted by バート at 2009年07月19日 20:49
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